*心理的逆転

それぞれ、いろいろな症状についてのお話をあげていく前に・・・
「そもそも症状とは?」の次に知っておいていただきたいことがあります。

それは、「心理的逆転」です。

ネットで心理的逆転と一緒に、「TFT」とか「キネシオロジー」という単語と検索をかければ、どんなものか分かりやすく説明されたものはたくさん出てきます。

「疾病利得という単語を調べてみても、人の不調の背景に働く一種の心の力学のようなものが理解できるかと思います。

利得という言葉からもわかるとおり、人はストレスを受けるネガティブな状況下に陥り、さらにその状況が長く続いたりすると、身の安全を確保するためにあえて自分から不調(病)を作り出すことが少なからずあります。

例えば、
・行きたくない、やりたくないことがある。

→ 膝の痛みを作り出すことによって歩く(行動する)のがつらい状況にする。

・横になって休みたい楽になりたいと強く思うような重い責任が課されている何かがある。

→ 肩、背中、腰が痛む症状で自身のおかれたつらい状況を表現する。背負っているものをおろして楽になりたい。

 

つまり、体の不調だけにフォーカスすればそれ自体は煩わしいものだけれど、そのひとの社会生活なども俯瞰して観てみたときには不調の存在はメリット(利得)となっているわけです。

勿論、多くの人は自分の意志で治療院を探して時間とお金を使って良くしようと通院をされるわけですが、心理的逆転というのは潜在意識下で働いています。

つまり、自身では全く自覚が無く、治ろうとする顕在意識と反対の力が働いている状態です。
ですので、「そんなことはないっ!」と、本人にとっては逆に腹立たしく感じられることも多いです。

 

心理的逆転が潜在意識で働いていると、医療機関での治療や薬、サプリなどの服用、整体院での施術などを適切な内容で受けたとしても、全く改善していかなかったりします。

また、一度は症状が治まっても再び戻ってしまったり。

ですので、来られた方の主訴、不調へのアプローチの前に必ず心理的逆転が潜在意識にあるかどうかをチェック、もしあれば、修正が必要になってきます。

実際の臨床では初診の方だけでなく、全員に毎回必ず検査するチェック項目となっています。

検査で心理的逆転ありとなるケースは決して珍しくなく、潜在意識下の心理的逆転をさらに深堀りしていく検査もかけていきます。

先に述べた「メリットを得ている」以外にも別のカテゴリーがありますので、どんな種類のブレーキがかかっているのか特定した後に状況をみてご本人にお伝えしながらエネルギー的に修正していきます。

ここまで終えてようやく、主訴に対しての本検査がかけられる状況となります。

 

 

 

春ひなたひかり整体施療院