そんなに食べているわけでもないし体も動かしているのに、なぜか体重が減っていかない、痩せていかない。
このようなお悩みを訴える方が時折おられます。
初回の問診にご記入されるというよりも、お話していて会話の中で出てくることが多いお悩みです。
勿論、食べる量や内容と体を動かす頻度のバランスが取れていなければ、先ずはそちらを見直して下さいねで話は終わるのですが、そうではない方も結構おられます。
食べる量は普通、運動もしている。仕事での体の動かす割合もちゃんとある。
なのに体重が減っていかない。
既に痩せている体形の方の訴えでもない。
なぜでしょうか?
こういう方のお体を診させていただくと、内臓の「冷めてる感じを伴うようなかたさ」が感じられます。
加えて、背骨の触診でも「冷たいようなかたさ」が感じられます。
この、手に感じる独特のかたさは、バイタリティが低下している結果としてそのように感じられるにではないかと思います。
中学で習うように温かい物体(分子)ほど、分子の動き/振動は大きくなります。
つまり、エネルギー状態が低い止まっているような手触りのかたさなのです。
手足は細いのに、お腹はポッコリしているタイプの方に多いような印象です。冷えを訴える方も多いです。
胸郭(肋骨まわり)、横隔膜も全体的にかたいです。
【よく言われることですが、そんなに食べていないのに体重が減らないという方は、その人の食生活習慣において食事が偏っていたり無理な小食を課していたりして、必要な栄養素が不足しているケースがあります。
その結果として消化と吸収、そして体の代謝機能が低下してしまっています。
若い女性など、カロリーを気にして熱量となる要素が少ないメニューを偏って摂りすぎることにより、体が熱を生み出せずに冷えに繋がっていきます。
結果、冷えると体は痩せるのではなく逆に脂肪を蓄える方に向かうので、脂肪を燃やすどころか飢餓状態でやり繰りするために脂肪を増やしていきます。
さらに体重(体型)を気にしてカロリーを減らす食習慣を続けてしまうと、体に入ってきた少しの食物も貯蓄に回そうとして太りやすい体質になっていきます。
収入が少ない時に、節約して貯金にまわすような感じでしょうか?】
これは栄養と代謝に関するお話でした。
以下は潜在意識のお話を交えて話をしていきます。
「過剰に栄養素、カロリーを摂っているわけでないのに!」
「食事や運動量など生活習慣に問題があるわけではないのに・・・。」
このケースでは、飢餓に対する潜在的なレベルでの「恐れ」や「拒絶」がある可能性が考えられます。
過去から現在の何かしらの出来事、体験が背景にあって体に入ってきた栄養素を溜め込もうとします。
結果、体重が減っていかない体になっています。
改善していくには、これを読み取っていき書き換えて手放していく必要があります。
逆のパターンでは、「栄養素に対する拒絶」があると食べても体重が増えていかないことに繋がります。
鉄分に対する拒絶があると、鉄分を摂っているのに貧血になってしまいます。
※鉄吸収の妨げになるタンニンやリン(加工食品に添加物として含まれる)にも気を付けているのに。
人の体は不思議なもので、科学的、栄養学的に適切な食事や運動をしても必ずしも皆が同じようにはいかないのです。
本屋さんに行けば、常にたくさんの健康関連の本が平積みにされています。
TVでもよく健康番組をやっています。
○○が良い。○〇さえやれば! などなど。
でも残念ながら、多くの場合は一面でしか健康が語られていないのではないかと思います。
お電話ありがとうございます、
春ひなたひかり整体施療院でございます。